幼児期~小学生 血友病治療で目指す未来

血友病とエイジング

監修
兵庫医科大学病院 血液内科 德川 多津子 先生

生活の質(QOL:quality of life)を保つためのエイジングケアを考える時代になりました。

近年、血友病患者さんの平均寿命は、血液凝固因子製剤の進歩や自己注射(家庭療法)および補充療法の普及などによって大きく延び、血友病ではない人と同程度の寿命を望めるようになりました。しかし、その一方で、高齢化に伴うエイジングケアの必要性が高まっています。

高齢の血友病患者さんは血友病性関節症やHIV(ヒト免疫不全ウイルス)/HCV(C型肝炎ウイルス)感染症だけでなく、一般の高齢者と同等、またはそれ以上に生活習慣病のリスクを抱えていることも問題となってきています。

これからは、「いかに出血を防ぐか」だけでなく、QOLつまり「生活の質」、そして「人生の質」を大切にしていってほしいと思います。

中高年の血友病患者さんが抱える課題

中高年の血友病患者さんが抱える課題のイメージ

身体的な問題
診察中、検診のお知らせ書類のイメージ
  • ・血友病性関節症
  • ・HIV/HCV感染症
  • ・生活習慣病
  • ・慢性腎疾患
  • ・悪性腫瘍(がん)
  • ・老眼や白内障
  • ・骨粗鬆症 など
心理的な問題
  • ・不安感
  • ・抑うつ状態 など
社会的な問題
グループホームのイメージ
  • ・在宅や長期療養型の医療支援
  • ・介護サービス など
ライフステージ別血友病ライフ
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